副都心と衛星都市


 副都心と衛星都市は、意外とその機能の違いがわかりにくいところがあります。以下にその機能の違いを紹介しましょう。

 副都心は大都市のみに見られ、都心と郊外を結ぶ交通上の結節点に発達した地区をいいます。副都心の例には新宿・渋谷・池袋がありますが、これらの地区には、JR線、私鉄線、地下鉄線など数多くの鉄道が乗り入れています。

 副都心の特徴として、大都市の管理中枢機能の一部を担っていることが挙げられます。官庁がないことや大企業の本社が少ないことは都心と異なりますが、専門品店、デパート、飲食店、映画館やゲームセンター、さらには風俗店など歓楽施設が副都心には数多く集まっています。

 また、副都心には都心にはほとんど見かけられないディスカウントショップも多く見られます。そうしたことから夜間や休日には多くの人々が集まるのです。  

 一方、衛星都市は中心都市に隣接し、中心都市の住宅や工業などの機能の一部を分担する都市をいいます。衛星都市は中心都市の発展と交通機関の発達によって誕生します。日本ではとくに住宅衛星都市が多く見られます。

 その典型が多摩ニュータウンです。しかし、多摩ニュータウンでは、マンションの老朽化、住民の高齢化、都心への不便さなどが取り沙汰されています。


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