1960年当時はまだ高度成長が始まったばかりであり、総じて飛行機を利用しての移動や旅行をする金銭的余裕や時間的余裕がありませんでした。そのため飛行機の利用者は今とは比較にならないほど少なかったのです。
その後、高度成長期における経済の発展などにより企業や個人に金銭的余裕が生まれ、週休二日制の導入などによる労働時間の短縮などで個人にとって時間的余裕も生じると、飛行機を利用する人が増えていきました。
さらに地方空港の整備も進んだことや各航空会社のダンピング合戦による運賃の低下も、飛行機の利用客を増やしました。近年来の海外旅行ブームも、飛行機の利用客が増加した理由として見逃せません。
さて、国内路線の旅客輸送が最も多いのは、どことどこの都市を結ぶ路線でしょうか? 答えは東京―札幌間です。東京−札幌間は直通の新幹線がないことなどから、両者間の移動には専ら飛行機が利用されるのです。ちなみに、2番目に多いのは東京―福岡間です。
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