ドイツでは、とくに南部で商業的混合農業が盛んです。混合農業は、穀物生産と家畜飼育が有機的に結びついた農業形態をいいます。商業的混合農業は家畜飼育に重点が置かれたもので、豚肉や牛肉を大量生産が特徴的です。

　ドイツはヨーロッパで最も豚の飼育数の多い国で、豚の肉や血で作られるソーセージがドイツ料理の目玉の一つになっているのはご存知の通りです。

　また、ドイツではばれいしょ（じゃがいも）が大量に生産され、ポテトは、ベイクド、フライド、ハッシュドと形態は様々であれ、毎食のように食卓に乗ります。それゆえ、ドイツの主食はじゃがいもと言われます。ドイツの一流シェフは500種類のポテト料理を作れるそうです。

　そして、ドイツの食卓に欠かせないのがビールです。毎年秋にミュンヘンで壮大なビール祭りが催されます。その際、おつまみにソーセージやポテトが出されるのはよく知られるところです