スペインの地方色


 スペインは地域による文化の違いが非常に大きいことで知られます。スペインの代表的な地方は、首都のマドリードがあるカステリア地方、第二の都市バルセロナを擁するカタロニア地方、ピレネー山麓のバスク地方、南部のアンダルシア地方などです。  

 カタロニア地方はカステリア地方に対する対抗意識が強いことで知られ、言語もスペイン語とは似て非なるカタロニア語が使われています。とくにサッカーにおけるマドリードへの対抗意識はすさまじく、地元の人気チームのFCバルセロナからライバルのレアル・マドリードへ移籍した選手がカタロニア人に暗殺されたこともあるそうです。  

 バスク地方は、中央政府から独立の機運が最も高い地方です。バスク人には力自慢の大男が多いことで知られます。また、ベレー帽はバスク文化の象徴として有名です。  

 アンダルシア地方は、情熱の国・スペインでも最も情熱的なところです。かつてイスラム帝国の支配を受けた名残があり、中心都市のグラナダにはイスラム文化の最高傑作のアルハンブラ宮殿があります。そして、女性は黒髪・黒い瞳の混血美人が多いところでもあります。

 こうしたことから、リーガエスパニョーラがヒートアップするのがおわかりだと思います。


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