グリーンコンシューマーとは、グリーン(緑)+コンシューマー(消費者)=「緑の消費者」、つまり、日々の買い物で環境を大切にして商品やお店を選ぶ消費者、さらに言えば、普段の生活の中で地球環境を大切にした暮らしをしていこうと心がける人のことを言います。
グリーンコンシューマーが具体的に実践していることは、買い物の時に過剰包装をしていない品物を買うこと、余らせてゴミを出さないように必要な量だけ買うことなどです。
しかしながら、このようなことを実践している日本人は少ないのではないでしょうか? 実際、ヨーロッパではグリーンコンシューマーが市民の過半数を占めているのに対して、日本には約1%しかグリーンコンシューマーがいません。
ヨーロッパのうちでも、ドイツでは国をあげて環境問題に取り組んでいます。ドイツの商店では過剰包装をしていないのが当たり前になっていますし、ゴミの倉庫も地域ごとに見られます。また、ドイツでは北欧諸国やオランダに続いて、二酸化炭素を排出する化石燃料の販売や消費に課税する炭素税制度を導入しました。
グリーンコンシューマーが1%しかいないことといい、ドイツとの環境問題に対する意識の違いといい、日本がいかに環境問題に関して後進国かがわかるというものです。
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