関西国際空港


 ハブ空港という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 「ハブ」とは自転車の中心部をいい、ハブ空港は周囲の空港へ放射状に伸びる航空ネットワークを形成するための拠点となる空港をいいます。

 ハブ空港の例として、関西国際空港、韓国のインチョン国際空港、シャンハイのプートン国際空港、シンガポールのチャンギ国際空港などが知られます。

 日本初の24時間営業の空港としても知られる関西国際空港は、大阪湾南東部の泉州沖5kmの海上に建設され、1994年に開港しました。

 しかし、関西国際空港は埋立地である空港島の沈下問題を抱えています。沈下の原因は、埋め立てた土の重さで海底地盤の粘土に含まれている水が抜け出ていることだそうです。関西国際空港では、これまでも沈下に対し必要に応じて建物のジャッキアップなどの維持管理を行っていますが、毎年維持管理費に膨大な経費がかかっています。

 沈下は現在も収まっていないものの、沈下スピードが年々収束していることから、いずれ停止する見込みだそうです。


次のページへ進む 前のページへ戻る
地理の項目へ トップページへもどる