新しい旅行形態


 近年、日本でも新しい旅行形態が注目を集めています。その一つがエコツーリズムです。

 エコツーリズムは、自然の生態を自然な姿で観察し、体験する旅行をいいます。名所のパック旅行の好きな日本人の観光は馴染みがないものでしたが、日本でも1990年代以降、新聞記事や観光パンフレットやガイドブックでも紹介されるようになりました。

 また、グリーンツーリズムも注目を集めるようになりました。グリーンツーリズムは、農山村のあるがままの姿を利用した旅行形態をいいます。

 すなわち、農山村の持つ様々な資源や文化を生かして都市住民を受け入れる一方、都市住民は農家が営む民宿に泊って農山村の自然や日常生活に直接触れ、農山村住民と交流を図りながら心身の活力を取り戻すというものです。

 フランスやドイツなどでは、長期のバカンスを農村の民宿で過ごすグリーンツーリズムが定着していますが、日本ではまだまだといえましょう。


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