今回と次回の話は、中学部から上がってきた奴らの中で伝説になっている話である。
蛇教師の英語の時間に、後ろの方にいた2人が授業そっちのけで笑い合っていた。すると蛇教師が、「おい、そこの2人、前に出てきて何の話をしていたか、みんなに言ってみろ」と、のたまわった。
前に出された2人は、「何の話をしていたか、忘れました」と答えた。そしたら蛇教師は、「そうか、じゃ、思い出すまで殴ってやる」と言って、その2人を殴り出した。
数発殴られたところで片方の生徒が、「思い出しました。クモ男の話をしてました」と、観念して告白した。それを聞いた蛇教師は、「何? そんなことは授業中に話すことじゃねぇだろ」と、さらに2人を殴り続けた。
しかし、これじゃ、魔女狩りと一緒だぜ。
中世ヨーロッパでは、いったん魔女の嫌疑を掛けられたら(魔女の嫌疑を掛けられたのは女だけではない)、「自分は魔女です」と告白するまで拷問され続たという。
もちろん、魔女と白状しても処刑される。つまり、魔女と嫌疑をかけられたら最期だったわけである。
蛇教師に前に出された生徒も拷問だけは避けたかったのだろうと思われる…。
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