敗退を覚悟する

 
 プー太郎生活1107日目。

 ドイツが最下位・南海権左になるたぁ。そんな予想を大会前にした奴は皆無だったはず。

 ドイツのグループリーグ敗退は史上初か。確かに、記憶にないな。

 スペイン大会では初戦のアルジェリア戦で負けたが、オーストリアと結託してアルジェリアを蹴落とした→ココ

 当時、西ドイツは、
「ドイツはチームじゃない」
(岡野俊一郎氏)と酷評された。

 今回のチームは、一言で言うと
「貧弱」。韓国戦も何か闘志に欠けているように見えた。

 フォクツ、ルンメニゲ、ブライトナー、マテウス…。ゲルマン魂は過去の遺物になったのか? 

 ドイツフリークのムキリョクンは、ドイツ−韓国をライブで見ていなかったくせぇ。それで、
「今朝のニュースでドイツの敗退を知って吐き倒れた」と、ラインしてきた。

 ライブ観戦するまでもなく、ドイツが勝ち抜くと思っていたのだろう。もし生観戦していたら、韓国の2点目に絶叫マシーンになっていたはず。

 あの無人のゴールへの2点目を見て、東邦−上宮でボールが無人の外野に転がっていったシーンが頭によぎったわ。

 しかし、ドイツの敗退で大会が少しつまらなくなったな。ただでさえ、イタリア、オランダが不在で興味が減じているのによ。

 結局はスウェーデンがドイツも消したというわけか。スウェーデン、うざってぇ。

 昨日のスウェーデン−メキシコは、メキシコが嵌りまくっていたようである。1点先取されて焦ったのか? 

 2失点目がPKでの失点、3失点目がオウンゴールとはよ。メキシコは韓国の死に馬キックに感謝するしかない。

 死に馬キックか…。韓国は完全には死んでいなかったが、ポーランドは完全に死んでいる。

 だから、ポーランドに負けてグループリーグで敗退したら、真の意味で死に馬キックを食らうことになる。

 あに? 先発メンバーを大幅に変更するだと? 

 
「決勝トーナメントを見据えての先発変更」って、ポーランドをナメるにも程がある。

 だいたい、まだ勝ち抜けが決まっていないじゃないか。いったい、何を考えているんだ! 

 そもそも勝っている時は用兵を変えないのが勝負の鉄則。それを破ってトルコ戦を落としたイカサマ・トルシエを教訓にしていないのか?  

 こりゃあ、あかんな。わしは敗退を覚悟した。

 日本−ポーランドの一方で、コロンビア−セネガルも興味深い。サバイバルを賭けての一戦は壮絶な試合になると見た。

 決勝トーナメントの組み合わせであるが、片肺飛行のような組み合わせになった。左ブロックに強豪が集中している。

 ウルグアイ、ポルトガル、フランス、アルゼンチン、ブラジル…。G組の1位も同じブロックに入る。

 もしかしたらベルギー−イングランドは、ともに負けに行くかもしれん。2位での進出の方が有利なのは誰の目に明らかだからな。
 
 その昔、東南アジア選手権という‘かわい子ちゃん’大会で同じようなことがあった。

 グループリーグで2位になった方がその後に有利になる思ったシンガポールのDFが、グループリーグ最終戦で同点の終盤に自軍のゴールに蹴り込んだのである。

 ったく、バカな奴だ。むろん、そのDFは永久追放処分になった。

 さ、ポーランド戦が迫った。死に馬キックが現実になりそうな嫌な予感だ…。

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